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実物大倒壊実験を実施しました

2021.10.04

2021年10月28日から3日間、アキュラホームグループとスマートアライアンスビルダーのメンバーが共同開発してきた8トン壁を使った超空間の家を実物大で建築して加振を行いました。

建物は屋根部分や二階部分を柱や壁で支えています。

壁や柱が少ない間取りは、広々とした間取りを作ることができる利点はあっても、地震や風などへの強度が落ちてきてしまいまうのです、

特に地震の際、水平方向への揺れ(横揺れ)の時に、一階と二階、屋根それぞれに揺れが異なることで建物は損傷を受けますが

現代の家づくりでは耐力壁と呼ばれる水平方向の揺れに踏ん張りの効く壁を縦横バランスよく配置することが求められるのです。

今回実験に使われた耐力壁は8トン壁という名称で、通常の壁であれば6m分の壁のところをたったの1mで耐えてしまう業界最強の壁を研究開発しました。

水平方向に8トンの耐荷重性能を持つ驚異の耐力壁。

 

 

今回の実験では、通常壊れないように頑丈に作ったものを揺らして、壊れないことを証明するのですが、求められる快適性を最大限に生かすため、

巨大な吹き抜け一階から二階まで続くような大きな開口部(サッシ)を使い、36畳もの空間にたった一本の柱が立っているだけの間取りにして、

壊れるまで揺らしてデータをとる、自動車で言えば衝突実験のようなスタイルでの実験を行いました。

 

弊社でも2021年オープンの街角モデルハウスに8トン壁を採用し、

実際に建築しております。 今回公開する動画は2日目の午前部分のみですが、最終日には内部の石膏ボード等を外し、 最も弱い状態にまでして揺らしています。

 

詳しい資料などはぜひ当社へお問い合わせください。